書籍の紹介
①お金ナシ ②学歴ナシ ③海外経験ナシ (3つナイ=3ナイ)の主婦が2才10カ月から英語育児をはじめて、どうやって小6で英検1級を取得するレベルになるまでにさせたのか!というお話です。
著者のタエさんも【ディズニー英語システム】がほしくてたまらない!と思ったことがあったそうですよ。なんだか序盤でそれを読んだだけで親近感が湧きました。
高額教材に頼らずとも息子さんを国産バイリンガルにしたタエさんの奮闘がギッシリつまった1冊です。
この本の著者
著者紹介
タエ(喜田 悦子)
・1969年生まれ
・大阪府出身
・高卒
・大阪一ポジティブな専業主婦
・日常会話で英語を話す機会もなし。
・息子さんを出産するまでの間に趣味として勉強し英検準2級に合格。
(英語育児スタート後に英検2級に合格)
・一児のママ
・夫も高卒でテレビも会話も徹底して日本語。
英検は受けたことがあるかも?くらいのレベル
・お子さんのキリくんはひとりっこ(2019年 東大推薦合格)
【現在】
株式会社TOEZ
ベビーパーク
英語育児 統括責任者
要約 抜粋ポイント 7つ
①お金をかけなくてもバイリンガル育児はできる
タエさんは専業主婦でしたが、ものすごく裕福ということではなく一般的なご家庭だそう。
かけたお金は月額でいうと1万円前半。習い事くらいの出費です。
うちのように、お母さんが英語を話せないのだとしたら、少しくらいの出費は必要です。どれだけ安く済ませたとしても、満足のいく結果がでていないなら、意味のないこと。
出典元:3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話 P15
英語育児に〇〇円お金をかけた!!と聞くとすごくお金がかかっている気がしてしましますが、
日本語の絵本やワークを買うのと同じように購入しているで、特別にお金がかかっているということではないのです。
この本を読むまでは、完全に家の中でのみの英語教育をしていたと思っていたのですが、
アウトプットのために、マンツーマンの英語教室を利用もしていたそうです。
著書にはどんなものを買ったのかなどお金の詳細も載っています。
②日本語のがあってからこその英語
英語と日本語どちらが大事かと聞かれたら、私は迷わず日本語と答えます。
出典元:3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話 P24
日本に住んで、一般的な日本の学校に通うのであれば、勉強はたいてい日本語で行われます。
日本語が遅れる→勉強の理解力、分析力、判断力が落ちる→賢い子になれない→英語力だって伸び悩む!?日本で生きていくのであれば母語の土台を固めることを大切にした方がよさそうですね。
とあるSNSの投稿で、DWEやママの英語育児によって国産バイリンガルになった地方在住のものすごく英語が話せる幼稚園児の投稿を見ました。(両親バリバリの日本人)
英語が優位なので、幼稚園での生活も英語の話せない先生ががんばってその子に合わせてくれたんだとか・・・めちゃくちゃスーパーキッズ!というかスーパーママだけど、そこまで極端なのもなんだか大変そうだなと勝手ながら思ったのでした・・
③英語は楽しくなくていい
日本語をあえて楽しく覚えようとしないのと一緒で、英語は楽しくする必要さえない。勉強するものでもない。ただの言葉だと思うのです。
出典元:3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話 P27
タエさんのお子さんは、英語をどうやって勉強しているのかと聞かれても、勉強はしていないと
答えていたそうですよ!たしかに、日本語をどうやって勉強しているのか聞くことってないですよね。
ディズニー英語システムで英語が話せるようになった子供たちも、よくサンプルDVDや広告なので
ただのおもちゃだよ~といった感覚で遊んでいる様子が見られます。ディズニーの場合は楽しいとよく言ってますが(笑)
④英語育児のゴールを設定!!
英語育児をスタート際、自分が目指すゴールはどこなのか決めておくことは、とても大事なこと
出典元:3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話 P34
何をゴールとするかで、英語育児の取り組み方や選ぶ教材も変わってきますよね。
明確な目標があればそれに向かって突き進むことができるし、具体的ゴールがあればそれに向かってひたすらPDCAで突き進むのみ!!ってとこでしょうか?
自分の場合は、ちゃんとした目標はありません・・・。
英語を困らない程度話せるようにはなってほしいけど、正直”THE バイリンガル”でなくても全然OK。
でも英語育児の方向性はなんとなく定まっているし、自分スタイルで気ままにいこうとマイペースに
考えています。それでいいと思っています。要は決めた軸がぶれないことが大事。
⑤たくさん聞かせる
タエさんは日本語を習得すように英語を身につけさせたいと考えたので、【読み聞かせ】【テレビ番組(英語)】【かけ流し】【フラッシュカード】をしてとにかくたくさん英語の音を聞かせたそうです。
ディズニー英語システムでも”言葉を話し始めるには、最低でも2000時間のインプットが必要”とサンプルDVDでも言っていて、実際に幼少期はず~っとDVDやCDのかけ流します。
タエさんはそれを独自にやっていたんですね~。
やはり英語でもアニメの効果は絶大だったようですよ。
実際に、なーちゃんもkids youtubeで英語のコンテンツを視聴していますが、
吸収が半端ないです!!
朝や夕方はNHK教育の代わりにいつも英語のコンテンツを見ているので、全然問題ないかなあと
思ってます。テレビなし育児など今はいろいろとありますが、おうち英語育児において、上手に映像を見ることを取り入れるのはいいことなんじゃないかな?考え方はいろいろですけどね★
著書にはおすすめのDVDや絵本の紹介、英語での声掛けフレーズの付録も収録されていますよ!
⑥話してほしければまず自分から
子どもに英語を話してほしければ、まずは親である自分が英語を話すことが大事。
出典元:3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話 P56
この一言にめちゃくちゃ頷きました!
なーちゃんを見ていてそう思うからです。
なーちゃんがこちらの言っていることをよく理解するようになったくらいから、(1歳半とか?)
ちょっとした英語で声かけをしていました。突然、一言だけとかでも。
最初はyes / no からだった気がします。なんとなく続けていましたが、いつの間にか英語で反応するようになっていましたね。よく親の発音の悪さが影響すると嫌だから話しかけないという話を
読んだり聞いたりすることもありますが、影響を及ぼすほどの英語がたくさん話せるなら十分じゃないでしょうか。(ほとんどは影響しないでしょう)
日本語を話すのと同じ感覚で、さりげなく英語を使うとタエさんも著書の中で言っていました。
わたし自身、ごくごく普通に英語で話しかけたことによって、なーちゃんの中からも自然と
英語が出てくるようになったと思っています。
⑦読書の習慣をつける
著書の中では読書の大切さについても語られています。
日本語においても読書は、語彙や読解力が身に付き大切とされていますよね。
英語でもそれは同じです。
タエさんはお子さんの多読語数まで記録しており、11歳には3000万語を達成したとか。
3000万とか、もはやよくわからない数字です・・・・汗
まとめ/感想
たしかにタエさんは、一般的な主婦だったかもしれません。
ただ育児に対する情熱が半端ないバイタリティ溢れる人なのかなという印象を受けました。
さすが、おうち英語育児のカリスマですね!!
ちょっとすごすぎて、ある意味高額教材を買う方が楽なのかと思ってしまいました。笑
本を読んでから、ネットで調べてみるとなんとこのタエさんの息子さん、2019年に東大に推薦合格されていました。英語以外のおうち学習もタエさん流でいろいろと実践されていたようです。
すごすぎて、レベル違いすぎ~と思いがちですが、一つ一つを読んでみれば共感できることもたくさん。実際に自分がもう取り組んでいることもあり、うれしくなりました。
すべてをマネするにはかなり大変な気がしますが、今すぐにでもマネできることもいろいろあるので、
少しでも興味がある方はぜひ一度読んでみてできることから実践していきましょう!!!!
書籍情報
お金・学歴・海外経験
3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話
2014年10月30日 第1刷発行
著者 タエ
発行所 朝日新聞出版
本の長さ 208ページ
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